「今月末に新居に引っ越しますが引っ越し前にフロアコーティングをやりたいと思い業者さんを探しています。」というお問い合わせから、商品説明を差し上げ、日程の調整を経て、新築一戸建てのガラスコーティングをご依頼いただきました。現場は横浜市港北区の高田ですから当社から10分程度に近さです。
フローリングは最近ではもっとも多い大建工業のサンロードアート/ミルベージュです。表面に木目模様をプリントしたオレフィンシートを採用したシートフローリングというタイプの床材です。
ワックスを塗るかプロのコーティングをお願いするか?
シートフローリングの場合は自分でやるメンテナンス、要はワックスがけによる床保護や艶出しをフローリング・メーカーは推奨していないことがあります。なぜなら表面のオレフィンシートはプラスティック素材のためワックスを塗るとガラスに水をかけたように弾く作用をするからです。そうするとワックスは均一にムラなく塗ることがほとんど不可能なのです。それゆえ、シートフローリングはワックスレスフローリングとかノンワックスフローリングを表記されることもあります。
ただし、もしワックスを塗布するなら、これを使用してくださいという推奨ワックスはあったりします。このワックスは粘性が低く比較的シートフローリングにも塗りやすいワックスです。(でも難易度は高めです)
ワックスを塗布したことのある人はどれくらいいるのでしょうか。実際やるとなると家具なども移動しなくてはいけませんし、乾かす時間も必要ですからかなり大変な作業です。そのためワックスを塗布しながらメンテナンスするという本来のフローリングの美質を放棄して、ワックスを塗らなくてもあまり傷つかない素材であるオレフィンシートを採用したシートフローリングが開発されたという見方もできます。
けれども消耗や劣化の起こらない素材はあり得ません。シートフローリングも実用上ではそれなりにトラブルなども報告されています。ワックスレスなどという文句からフロアコーティングはしなくてもよいという不動産販売会社や施工会社もたまにいますがこれは間違いです。(できないとか、不具合をおこすという認識の社員の方もいるようです)
シートフローリングならガラスコーティングがお勧めです!
自分でメンテナンスできない以上はプロによるメンテナンス、つまりフロアコーティングは唯一の方法だと思います。フローリングを消耗品と考え数年で張り替えるのでなければ、フロアコーティングは良い状態で長く使用するにはとても有効な手段です。
ガラスコーティングなら表面の硬度が硬く、傷や摩耗、汚れの染みつきが制限されますので非常に長持ちします。シートフローリングへの密着性もよく相性のよいフロアコーティングです。ご新築に引っ越される前には、ぜひ一考ください。