横浜市港南区に新築一戸建てを購入されたT様よりフロアコーティングのご依頼をいただきました。
コーティングの対象となるフローリングのメーカー名、モデル、および色柄はDAIKEN MYフロア・アッシュ柄ホワイトです。
このようなホワイト系の床材は流行り始めてからホントに長いですね。それだけ皆さんに支持されている色合いなのだと思います。ちなみに一昔前はウォールナット柄やチェリー柄などダークブラウンやオレンジよりのブラウンといった重めの色が主流でした。ホワイトはとにかく軽やかで涼し気な感じがよいのだと思います。
フローリングの材質は表面にオレフィンシートが用いられたシートフローリングです。これも発売され様々な住宅で採用されてからけっこう長くなりました。もはや定番のフローリング・タイプとなっています。
今回の施工について
今回の施工も特に問題なくキレイに仕上げることができました。とはいえ私達の仕事は現場で行うものですから同じ条件は2度とありません。毎回がその場限りの大げさに言うと「勝負」なのです。
フロアコーティングを塗ることは誰でもできますが、見た目に美しく、なお且つ、長く床保護効果を発揮するように仕上げていくには技術と経験が必要です。ですからフロアコーティングを検討されているなら、絶対に価格だけで決めるようなことはしないでください。
下の写真が施工前の状態です。
こちらが施工後の写真です。当社の「フロアガラスSi」という名称のコーティングです。
無機質ガラス塗料とは
塗料には有機塗料の他、無機塗料というジャンルの塗料があります。フロアガラスSiはこちらに分類されるもので珪酸からなる無機質を含む塗膜を形成しフローリングを傷や摩耗、汚れなどから守ります。UVコーティングのような有機溶剤を含む油性ウレタン塗料との差異は少なくありません。無機質成分というのは簡単にいうと変質しないのです。変質は劣化とも言えます。通常の有機塗料は塗膜と汚れが一体化したり、黄色く変色したり、経年により硬質化し柔軟性を失ったりすることがあります。そのような変化が起きずらいのが無機塗料のメリットです。
新築の住宅といっても傷がある場合は少なくありません。そのような場合は私達は可能な限り補修します。今回は何か所か見つかりましたのでお客様の了承のもと私達で補修してからコーティングしました。その一部を以下に紹介いたします。
こちらは階段の蹴込み(階段の踏板と踏板をつなぐ縦の板のこと)です。見事に5~6センチですが縦に割れています。
ちなみに階段は踏板部分をコーティングします、ここは範囲外ですが目立ちますので補修しました。(よくみると直したほうも薄っすら跡が見えますね…。)
たいていの傷は補修してからコーティングするとほとんど目立たなくなります。ただし、あまり細かい傷や浅い凹み傷は補修剤が固定しませんのでリペアしても取れてしまい、最悪コーティング塗膜の中に異物として残ってしまいます。新居ですから気になるのは重々承知していますがあまり気にしすぎて細かすぎる所まで補修しても良い仕上がりになりません。
新築のフロアコーティングといっても今回のように傷があることは普通にあります。また、汚れや工事の際に使用した接着剤が付着していたりすることもよくあります。これらをしっかりと見逃さずに処理してコーティングするよう心掛けております。