東京都中野区にお住まいのI様よりフロアコーティングの依頼を受けました。築16年の一戸建て住宅です。猫とともに生活されている方の、入居中コーティングを紹介します。
フロアコーティングは施工のタイミングにより、下地調整や作業工程が異なってきます。また、在宅で施工するということは、少なくとも施工は17時までにはコーティングが乾燥し日常の生活がおくれる必要があります。そのため、使用塗料には速乾性が問われます。
未使用フローリングを家具や荷物のない状態で施工する新築入居前とは、やや違うジャンルのフロアコーティングとも言えます。業者による、得意不得意の濃淡もあるため、興味のある方は業者選びも大切です。
当社は東京都全域で対応しています。詳しい料金相場は [フロアコーティング 東京]
入居中フロアコーティングの施工事例
施工概要
- お客様の年代:50代
- 世帯構成:3名と猫1頭
- 施工範囲:フローリング約35㎡(LDK・廊下)
- 床材種類:突板フローリング
- 塗料種別:環境配慮型ウレタン塗料(2液硬化型)
- オプション:玄関タイルコーティング
- 参考料金:17万円
最初のお問い合わせは、猫を飼っておられるため細かな爪痕やキズが無数にあるということ、ワックスは過去に一度業者に頼んだだけ、ということでフローリングの劣化度合いを実際に訪問して確認してもらいたいとのことでした。
プロによるフローリング消耗度合いの精査
早速、訪問して現状を確認させていただいたところフローリング表面には確かに細かなキズはあるものの大きな問題はありませんでした。
大きな問題とはフローリングの表面素材の割れ(クラック)や剥がれのことです。たいていのフローリングは今では突板フローリングといって木材を薄く剥いだシート状の板が表面素材(専門的には化粧板といいます)に使用されます。紙一枚分ほどの薄い素材が貼り付けられているのですから日差しや湿気、家具による擦れなどで損傷を受けることがあるのです。
フローリングに損傷があると特別なリペアを要したりしますが、幸いにもそのような状態にはなく比較的良いコンディションでした。
家具移動ありの作業工程
フロアコーティングの際に移動を要する家具家財があるけれども移動するスペースがない場合があります。(この場合の移動スペースとは和室など施工しない部屋のことになります。)そういったケースでは施工する部屋内で左右に家具を移動しながら施工作業を行ないます。

今回ご注文いただいたフロアプロテクトAPは速乾タイプのため塗布後60分~90分で歩行可能程度まで硬化します。そのため家具を移動して空けたスペースをコーティングして硬化を確認したら、今度はコーティングしたスペースに家具を移動して新たに空けたスペースをコーティングします。
事前の床クリーニングでも同様に部屋内で家具移動しますので、一括で隣接する和室などの空きスペースに移動できてしまう場合とくらべて大変は大変です。
上の写真のように通常は部屋の中央を境にして家具移動します。手前の空けたスペースが最初に作業するエリアです。
経験値がモノを言う入居中の施工
新築の入居前コーティングと比べると、入居してからのコーティングは家具移動や床クリーニングなどを伴いますので施工にはある程度の経験やスキルが必要になります。
幸いにも当社の場合は現在お住まいの家へのフロアコーティングを依頼いただくことが多くいままで沢山の経験をさせていただきました。施工前に現地で段取りをするのですが、昔は作業工程の検討に、ずいぶんと時間がかかりましたが、最近では経験値が上がり段取りはいたってスムーズ!
下写真はクリーニング後、コーティング前のフローリングです。

こちらはコーティングをした後の写真です。

フロアプロテクトAPは艶を抑えた仕様もありますが、今回はお客様の希望でグロス(艶あり)仕様です。きれいな光沢感がでていますね。
お客様から玄関タイルについても相談をうけ、タイルコーティングすることになりました。下写真はコーティング後のものです。

玄関ドアの手前部分が施工した箇所です。外のタイルと比べると程々の艶感がでています。玄関タイルも非常に汚れやすく、染み込んだ汚れを落とすのは難しいですからコーティングはお勧めです。
これから何年もお世話になるマイホームですからコーティングを活用してケアーするのは結果として経済的でエコだと思います。ひどい状態に陥ると交換せざるを得なくなりますから多額の費用もかかりますし、いままでのものは廃棄しなくてはなりません。
入居中でも家具移動しながら、きちんと事前清掃してコーティングしますので是非ご検討ください!
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