上の写真は大建工業サンロードアート床材へフロアコーティングしたものです。サンロードアートは特に一戸建て住宅で採用されることの多いシートフローリングです。カラーは写真のティーブラウンをはじめ、ミルベージュ、ニューズホワイト、ダルブラウン、クリアハニーの5色があってどれも魅力的なものです。

大建工業さんの社内で討議を重ねた上で採用した色柄なのでしょう。カラーのネーミングまでおろそかにしていません。

三浦市南下浦町へ行く

現場は三浦市の南下浦町です。三浦市は私の大好きなエリアでたびたび海遊びに訪れ帰りには新鮮な三浦野菜をたんまりと購入して帰るような身近なリゾートです。仕事をはいえ訪問を楽しみにしていましたが、天気はあいにくの雨。それも暴風をともなった大雨でした……。

仕事は室内ですが物の搬入や搬出は作業中は何度も出し入れしますから雨は歓迎できません。けれども施工自体には影響ありませんのでご安心ください。

今回はフロアプロテクトAPのセミグロスでのご依頼でした。水系ウレタンコーティングの半艶仕様です。当社はBonaという世界的なフロアメンテナンス製品のプロフェッショナルユーザーですから、こちらの製品を使用してコーティングします。

欧州や米国では家庭内での土足が一般的ですが、使用するのは重歩行区域用の水性塗料です。重歩行区域というのは人の往来の多い商業施設などのことです。日本の一般家庭で使用するにはむしろオーバースペックなものですが、お客様の高い要求に応えるにはこれくらい必要という判断です。

最近マイナーチェンジのなされたBonaの水性塗料ですが、相変わらずの安定感です。下が施工前のリビングルームです。

リビング施工前

そしてこちらが施工後になります。どうですか、素敵な仕上がりだた思いませんか?

リビング施工後

日が差してすこしテカってみえますが実際は写真よりも落ち着いたイメージです。重歩行用のコーティング剤ですから強度もかなりあります。

日本メーカーの水性塗料は業務用の油性塗料に対して日曜大工用の塗料というスタンスでラインアップされていることがあります。それに対してBonaの場合は厳しいEU圏の化学物質規制により事実上使用できなくなった油性塗料に変わるものとして開発されています。いまではその性能は油性塗料に引けを取らなくなっているのです。

また、フロアコーティング業界においても水性ウレタンコーティングはUVコーティングやシリコンコーティングなど油性塗料を使用するものに対する2番目の選択肢になっていることがあります。お手軽な低価格フロアコーティングとしてなおざりな扱いになっているこもあるのです。

当社においては定義によっては油性塗料に入るアルコールベースのガラスコーティングもラインアップしていますがが水性ウレタンコーティングもけっして手を抜きません。安全性が高く、フローリング材を選ばない汎用性、短時間お硬化乾燥など非常にメリットの多いコーティングだからです。