東京都杉並区のお客様から「ダイケンダイハードアートA01VRSNという床板は対応可能でしょうか?」というメールをいただき調べてみるとこんなフローリングでした!
石目調のフローリングをコーティングでさらに素敵に!
一見すると大理石のような床ですが、れっきとしたフローリングです。表面はシートフローリングというタイプと同じでオレフィンシートというプラスティック素材に模様がプリントされています。その下の構造や寸法などの規格は通常のフローリング床材と全く同じです。
上の写真はコーティングしたあとの画像ですので艶感がありますが、お客様は見た目の光沢感のなさから「みすぼらしく見えてしまう」とのことでフロアコーティングに興味をお持ちになられたようです。
施工できないものも
対応が可能かどうかということでいうとご覧のようにフロアコーティングは可能です。ただし、こういった模様のものはすべて施工可能かというとそうではなく、表面の仕上げが鏡面になっているものや、サニタリー仕様といってトイレや洗面所に特化したものは施工できません。
施工できるかどうかのポイントは表面の仕上げによります。鏡面のようなツルツルとした素材の場合はコーティングの密着性に問題を生じる可能性が高くなります。また、サニタリー仕様は表面に撥水するような加工がなされているため、やはり相性が悪く施工できません。
施工のポイントは?
じつは過去に何度かこのような石目模様のフローリングは経験済みです。今回の大建工業のもの以外にも、永大産業や南海プライウッドなどのメーカーのものを施工しております。
このような白地に石目模様の描かれたフローリングのコーティングは通常の木目模様の床材と比較して塗り筋や塗り斑なく仕上げるのに神経を使います。
フロアコーティングでは木目に沿って塗るのですが、微妙な塗り筋は木目の垂直な線と重なりほとんど目立たないものです。ところが石目調の場合はそういったことが期待できません。
コーティング剤の粘度調整なども大事ですが、最終的には職人の腕にかかってきます。上の写真は当社の槙ですが今回この上なく素晴らしく仕上げてくれました。
それにしても、このような色合いの床だと毛髪も目立ちますし、黒ずんだ汚れもひどく目立ちますのでお掃除が大変だと思います。今回フロアコーティングしたことでメンテナンスが楽になったことが実感されると幸いです。
キレイに仕上がり「これで安心です!」といっていただきました。
とても暑い日でしたが、フローリングの色の影響か爽やかに作業することができました。日本語がペラペラのイギリス出身のご主人さまにもご満足いただくことができ、よかったです!