川崎市幸区は鹿島田に新築一戸建てを購入されたN様よりフロアコーティングの依頼をいただきました。最初のお問い合わせでは「おすすめのコーティングを提案いただきたい。」とのことでした。

フロアコーティングには使用塗料による性能の違いがあります。しかしながら、その性能は一定条件の試験に基づいたものです。実際には施工対象となるフローリング床材の種類や状態にもよります。

ガラスコーティングをご提案しました

今回のN様の場合は新築の未使用の床であること、幼いお子様がいらっしゃるということからガラスコーティングのフロアガラスSiをご提案させていただきました。UVコーティングやシリコーンコーティングとは異なり石油系溶剤ではなくアルコールを溶剤としたガラス塗料を使用します。

窓ガラスなどガラスの主成分と同様に珪酸が含まれる塗料です。フロアコーティング史上最も硬い塗膜を形成し傷、摩耗、しみ汚れが生じにくいコーティングです。アルコール溶剤ですから臭いも穏やかで食品安全基準で無害なものです。

超高硬度ながら塗膜の厚みは薄いので光沢があまりでないのが、人によってはデメリットかもしれません。その一点を除くと現状ではマイホームのフローリングとの相性に問題なければ最も満足度の高いコーティングだと思います。

パッドで擦り洗いします。

床のこすり洗い

どんなに性能のよいコーティングでも塗ればいいというものではありません。しっかりとした下地調整が必要です。床材表面に脂溶性の汚れが付いていると密着性に問題が生じる可能性があります。目に見えない汚れですから専用クリーナーを塗布してからパッドでまんべんく擦ります。

擦った後はウェットバキュームで汚水を回収します。

ウェットバキュームで吸水

擦することにより汚れが浮かび上がってきてもモップで拭くだけだと不十分です。ベルカーサではウェットバキュームという汚水を吸入する機器を使用してフローリングの表面だけではなく溝からもしっかりと吸い込みを行います。

フローリングを一枚ずつ丁寧に塗ります。

ガラスコーティングを塗る職人

事前の下地調整にて完全にクリーンになった状態をつくってからコーティングします。塗りムラや塗筋、異物混入のないようフローリングを一枚ずつ確認しながら塗布します。

新築の新しいフローリングに適しています。

ざっと簡単に施工作業を説明したしましたが、実際にこれらは工程の一部です。何年もの間、お客様の家で活躍してもらうコーティングですから塗料の性能が100%発揮できるよう一つ一つの工程を確認しながら作業します。下の写真が塗布後の玄関です。完全には乾いていませんのでややテカリがあります。ガラスコーティングの場合は塗布した日の翌日から入室可能となります。

ガラスコーティング施工後

ガラスコーティングの特徴は超高硬度な薄膜塗膜にあります。フローリングの長年の使用で表面が消耗して粗くなると塗膜に肉厚のある水性ウレタンのほうが床保護効果や美観の回復が望めることが多いです。新築の場合はそのようなことはありませんので特徴が利点となり、床につく傷、摩耗、シミ汚れなどを抑制する性能が存分に発揮されるのです。

今まで、あらゆるフロアコーティングを行ってきました。現在はホームページにご案内していませんがUVやシリコンも当社では施工してきました。これらも優れた点はありますが、もっともお客様からの施工不良が少ないのがガラスコーティングです。

フローリングは床にあるという点で負担のかかる部分です。たいていの家具はフローリングに乗っています、壁を歩く人はいませんがフローリングは毎日踏んづけます、物を落とすとフローリングに衝突します。

なるべく長く良い状態で使用するにはフロアコーティングは検討の価値があると思います。ご相談は無料ですから、ぜひお問い合わせください!