当社としてはめずらしい工事を行ないましたので紹介させていただきます。今回フロアコーティングの依頼を請けたお客様邸ですが和室リビングの境に造作された敷居を再塗装しました。

畳は素敵な琉球畳に入れ替えられていますが、フローリングとの見切りをなる敷居は艶がなく無数の傷が目立つ状態でした。そのためフローリングの施工とあわせてキレイにコーティングできないかと、持ちかけられたのです。

ただし、上からコーティングするだけでは傷は無くなりませんので、少し大変な作業ですが一度表面を研磨してから再度着色してコーティングする施工を提案いたしました。

和室敷居の再塗装

1.施工前の状態です。

取り替えられたばかりの畳と比べちょっと残念な感じです。建材は桧ですから木材のなかでは傷がつきやすいものではありませんが、細かな線傷や擦り傷が生じていて全体的に艶も引けています。

施工前

2.表面をサンドペーパー(紙やすり)で丁寧に研磨します

傷の深さまで研磨すると傷が消えます、同時に色ムラのあった塗装もきれいになくなります。

傷と色を削る

3.着色します

木目模様を隠蔽するわけにはいきませんから色のついた半透明のニスを何度も塗り重ねます。

着色作業を始める

4.着色途中経過

だいぶいい感じに色がのってきました。元の色やフローリングの色からするともう少し濃いほうがよいかな。

着色作業の途中

5.着色終了

いい感じに色がつきました。この後は水性ウレタンでコーティングします。

着色終わり

6.コーティング塗装後

水性ウレタンでコーティングしました。着色後、クリアなコーティングをすることで耐久性が上がります。ちなみに手前のフローリングもコーティングしました。(夜になり写真の写りが変化しています)

コーティング塗装後

以上で完了となりました。敷居の木材は桧ですからけっこう硬くて研磨作業は大変でしたが、とても良い仕上がりとなりました。これでフローリング、敷居、畳とすべてリフレッシュしたことになります。依頼主様にはさらに快適になったマイホームで今後も幸せにお過ごしいただきたいと思います。