横浜市金沢区の新築一戸建てをフロアコーティングしました。コーティングの種類は水系ウレタン塗料を使用するフロアプロテクトAPです。
一般的に「水性」というところをあえて「水系」というのには理由があります。それは以前の油性塗料と比較して明らかに強度や耐久性に劣る低品質な水性塗料と区別するためです。当社の採用するBona社のフローリング用塗料は環境への配慮のため水をベースに作られています。
Bonaのフロアコーティング
Bonaはスウェーデン生まれの国際的なフローリングメンテナンス製品のメーカーです。詳しくは「フロアコーティング塗料の紹介|当社はBonaのプロユーザーです。」をご覧ください。
一概に水性塗料といっても性能は月とスッポン
EU圏では日本よりもはるかに化学物質の制限が厳格化されています、そのため早い段階から油性塗料は実質使用できない状態になりました。そういった事情から油性塗料に匹敵する水ベースの開発に迫られたのです。
日本の従来からある水性塗料はプロの使用する油性塗料に対して一般ユーザーが日曜大工で使用する目的で作られたものもすくなくありません。
そのような水性塗料と一線を画するため水系ウレタン塗料といっています。また、実際にも塗料ベースは水主体ですが微量の安全性の高い有機溶剤が含まれています。100%水というわけではありません。基本的に樹脂は水に溶けませんので微量の有機溶剤を用いた高度な技術で性能の優れた塗料を製品化しています。
フロアプロテクトAPではセミグロス(半艶)を中心により光沢のあるグロス(艶あり)、より光沢の抑えられたマット(艶消し)をラインアップしております。お好みの艶感を選びことができますので、フローリングやお部屋の建具、家具などの質感とマッチさせることもできます。
金沢区のお客様はセミグロスをお選びいただきました。フロアコーティングならではの光沢感も控えめながらあります。それでいてグロスと比較すると擦り傷や汚れが目立ちにくいという特長があります。
作業の合間に小分け用ボトルのキャップ内側に固まったコーティング剤を取り除いたら、こんなきれいにペロッと取れました。(気持ちよかったです!)
こんなふうに固まりフローリングを保護するのですね。写真ではわかりませんが、かなり丈夫でしっかりとしていて、まるでプラスティックのようです。
最近ではガラスコーティングも人気ですが、水系ウレタンコーティングも選りすぐりの素晴らしいものを用意しております。興味のある方はぜひご相談ください。