大建工業株式会社の床材トリニティはフロアコーティング可能なフローリングです。トリニティは表面の質感にこだわり、幅広デザインで立体感のある貼り上がりを実現しています。とくに目地部の側面にまでしっかりと化粧を施すことで汚れにくくなっています。通常は裁断したままですから表面とは違い木肌が露出した状態になります。そのため目地にはよごれが付着しやすく、お手入れが大変なんです。
表面の仕上げはつや消しになっていて落ち着いた雰囲気です。これもシートフローリングですが、同社のなかでもハイグレードなモデルといえます。非常に質感の高い床材ですから、ぜひフロアコーティングを施して長く愛用いただきたいと思います。
トリニティ施工写真
当社でガラスコーティングした現場写真です。塗布後30分ほど経過したとき撮影したものですから、まだ光沢が落ち着いていません。このあと効果乾燥が進むともう少し艶が落ち着いてきます。
下はコーティング前の状態です。
床材情報
- 【メーカー】 大建工業株式会社
- 【モデル名】 トリニティ
- 【カラー 】 メープル柄
- 【床材種類】 シートフローリング
コーティング情報
- 【現場名称】 東京都大田区T様邸(新築一戸建て)
- 【施工種類】 フロアガラスSi(無機系ガラスコーティング)
フロアコーティングする際の注意点
フローリングは床に使用するわけですから、物を落としたり、家具を引きずったり、食べかすを無意識のうちに落としたりといったことで傷つけたり汚したりするものです。とくに小さなお子様やペットを飼っておられるご家庭では顕著になります。
どんな素敵なフローリングでも状態が悪くなると、やはり見映えが良くありません。視線は一般的に上よりも下に向かいます。「上を向いて歩こう」という名曲がありますが、あまり上を向いて歩く人いませんよね!?部屋内においても天井よりも床のほうにより目が向くものです。
フロアコーティングをしたからといって、何をしても傷つかないわけではありませんし、汚れが染み込まないわけではありません。けれども強固な塗膜がフローリング表面をガードすることで傷や汚れを軽減することが可能となります。新築時は傷や汚れのほとんどないサラの状態で、しかも家具がまだ搬入されていませんから施工するには最適な機会です。
コーティングは汚れ落としがとにかく大事!
新築時のフロアコーティングのポイントは、じつは汚れ落としです。そうです、新品のフローリングといっても建築中はたくさんの人が施工に関わります。建物のお引渡前には清掃が入りますが、一般的に新築といってもそれなりに床は汚れているものです。コーティング前には必ず中性洗剤やアルコールで全体を満遍なく清掃することが必要です。
とくに接着剤などは要注意です。接着剤がべったりと付着しているケースは少ないのですが、拭き取っていてもその跡が薄っすらと残っていたりします。(上の写真をご参照ください。)このような溶剤系の付着物は時間の経過とともに変色したり、ホコリなどを抱き込むことで目立ってきます。
新築だからといってフロアコーティング業者の技術はあまり関係ないというのは間違いです。けっして価格だけで施工業者を選ばないようにしてください。
ちゃんとやらないとリスクもある
脱脂作業と私たちは言っていますが、目に見えなくても全体的な清掃で床表面の手垢や皮脂などの汚れを取り除きます。また接着剤などは部分的な汚れ落としで一つ一つ取り除きます。これらを新築で一見キレイだからといってやらなかったり、手を抜いてしまうとコーティングが密着しなかったり、後に変色した接着剤の跡が目立ってきたりします。破格に安い施工業者の場合は本当に適切に施工しているのか、確認しようがないため迂闊には手を出さないほうがよいように思います。
今回紹ご介させていただきました、東京都大田区のT様邸はガラスコーティングのフロアガラスSiを選択されました。フロアコーティングのなかでも最も塗膜硬度が高く傷や摩耗、汚れの染み込みに強いコーティングです。トリニティは艶消しの仕上げですから、フロアプロテクトAPのマット(つや消し)なども元の風合い質感を維持したい方にはおすすめです。
ご興味のある方はぜひ気軽にご相談ください!