フロアメンテナンスのプロが伝授するフローリングケアー
賃貸の家に住んでいたときは気にならなくても、いざマイホームを購入するとフローリングのメンテナンスが俄然気になるのではないでしょうか。
家を購入するということは、そのメンテナンスの責任も負うということです。住居の内装でいうとフローリングは壁紙のつぎに交換が必要となる消耗品とされています。
賃貸物件では10年前後でフローリングは張替えというケースが多いです。ろくなケアーもせずに無責任な使い方をすると、新築で購入したマイホームのフローリングは10年毎に数十万円飛んでいく可能性があるということです。それ、耐えられますか?
でも、少しの工夫をして使用すること、定期的なメンテナンスをすることでフローリングは飛躍的に長持ちします。いずれは交換するのだからと思っている方もこれをやることで、日々美しいフローリングのある空間で気持ち良く過ごすことができます。
こちらの記事ではフローリングを良い状態に保ち、長く愛用するため、自分でできる普段のお掃除方法からプロならではメンテナンスについて、一般家庭のフローリングを何千件もみてきたフロアメンテナンスのプロフェッショナルである私(前川)がご紹介します。
まずは、自分でできるシンプルで効率的なお掃除からお話します。フローリングを長持ちさせるポイントは次の3つです。
フローリングのメンテナンスで重要なこと
- 汚れを防ぐ
- なるべく傷をつけない
- 経年劣化を抑制する
「1.汚れを防ぐ」と「2.なるべく傷をつけない」に関してはみなさんがそれぞれマメにお掃除をしたり、ちょっとした工夫をすることで成し遂げることができます。
「3.経年劣化を抑制する」は具体的には自分でワックスを塗ったり、業者にワックスまたはフロアコーティングといって塗料を塗ることを依頼することになります。
各項目については、効率的なやり方、注意すべきこと、などを別のページにて詳しく記述しましたので、ぜひご参照ください。
※フローリングには単層、複層など構造の違いや表面の仕上げ(フィニッシュ)による違いがあり多種多様です。このなかで無垢フローリングの無塗装仕上げやオイル仕上げのものは水拭きやワックス塗布には特別な注意が必要ですのでメーカーの指示をご確認ください。フローリングの種類についてよくわからないときはこちらをお読みください。