ときどき、「ベルカーサのフロアコーティングはなぜ安いの?」と聞かれることがあります。ちなみに当社は格安業者ではありません。価格で勝負しているつもりは毛頭ないのですが、そのように言う人は他の業者から高い価格提示を受けていたのでしょう。

この質問への返答には少し困ります。再三になりますが決して安くコーティングを請け負っているつもりがないからです。

なぜ安いのと聞かれて困る理由

まずは施工会社ではない場合のフロアコーティング価格の内容について述べたのちに「なぜ安いの?」に対する返答に困る理由を述べます。また最後には最近のコーティング業界の傾向についても少しお話いたします。

仲介会社の場合

フロアコーティングを住宅を購入した不動産販売会社のオプション工事で注文をすると、その会社が施工するわけではありませんから下請けの施工会社に外注することになります。このケースではおおよそ価格の30%前後のお金が一次販売業者の売り上げとなります。通常はその分お客様の払う費用が高くなるわけです。(費用が自社施工会社と同様な場合はフロアコーティングの中身が違います。)

営業会社の場合

また、フロアコーティング会社へ注文しているつもりでも、実は施工会社ではなく営業会社だということがあります。そのような会社の場合は不動産販売会社のケースとは異なり、フロアコーティング会社と名乗っているわけですから一通りの知識を有します。塗料や施工機材の価格やコーティング業者がいくらで施工してもらえるのか把握しているのです。このケースでは価格の50%を超過するお金が営業会社の売り上げとなる場合が少なくありません。

ベルカーサの価格

ここで冒頭の「ベルカーサのフロアコーティングはなぜ安いの?」という質問に戻ります。当社はお客様の支払う費用すべてが売り上げとなります。自社施工だからです。たとえばフロアコーティングの価格が20万円の場合、以下の図のようになります。(あくまでも参考としてシンプルを極めた表現にしています)

費用内訳の比較

※実際は同じ面積の施工であれば当社のほうが総額も安くなります。

当社の見積り価格が他社(コーティング営業会社)の8割程度だったとしても施工費は当社のほうが高いのです。他社(コーティング営業会社)20万円で当社が8割だと16万円ですから総額は4万円安いのですが、施工費用は他社の10万円に対して当社は6万円も高いということに。

お金いっぱいかけてます

高品質なフロアコーティングを実現するためにはコストをかける必要があります。よい塗料はたいてい値が張ります。またコーティングモップ、ローラー、刷毛、モップ、タオルなど施工道具の多くは消耗品です。とりわけ当社では費用はかかりますが使い捨てのモップやタオルを導入することで他の家の汚れや雑菌を持ち込まないよう努めています。けれどもそれは営業会社に半分の費用を持っていかれる施工会社の場合は難しいと思います。また肝心の塗料についていうと例えば同じUVウレタン塗料であっても有効成分の差により良いもの悪いものの差は生じます。もちろん費用をケチれば良いものは仕入れられません。

コーティング業界の傾向

インターネットを主戦場とするフロアコーティング業者は以前はほとんど施工会社(自社施工)でしたが、新規に参入してきた業者の多くは営業会社になりつつあります。建築工事の多くは上位の請負業者による値引き圧力や職人自身によるダンピング競争により職人は食べていけるのがやっとという状態になっています。そういったなかフロアコーティングは利益率が高く商売として魅力的に映るようです。

ところが、フロアコーティングはそんなにしょっちゅうやるものではありません。一生に一度住宅を購入したときだけ、という場合が多いのが現状です。はじめて所有したクルマが良いのか悪いのか評価が難しいのと同じで一生に一度のフロアコーティングというのは明らかな欠陥工事を除いて評価が難しい面があります。自ずと施工力のある会社よりも営業力のある会社が幅を利かせることになり、安く施工を請け負う業者を従えるという構図が出来上がってしまいます。

もちろん営業力があることが悪いことではありませんが主役になってはいけません。フロアコーティングの主役はやはり施工業者です。マイホームの床を長期間保護し美しい状態を保つには施工の巧拙や使用塗料の品質が深く関係します。営業担当者がいくら美辞麗句を述べてもフロアコーティングの品質は向上しないのです。大切な施工業者がどのような立場や境遇で関わっているのか、それはフロアコーティングをするなら気にしたほうがよいでしょう。