工事をするのはフロアコーティングの職人なので、タイトルに違和感を覚える方もいるかもしれません。もちろん施工するのは職人ですが、入居中のフロアコーティングでは依頼主であるお客様の協力も重要な役割です。

入居中フロアコーティングでは新築未入居フロアコーティングと異なり家具移動を伴います。基本的には家具移動はフロアコーティング会社が行うことが一般的です。けれども一部の物に関しては予めお客様自身で移動することをお勧めします。フロアコーティング会社から施工前に依頼のある場合もありますが、なくてもやっておいたほうが安心です。

 この記事では、それがどういうことなのか詳しく説明いたします。費用を抑えるコツも併せて記載しましたので、入居中マイホームのフロアコーティングに興味のある方はぜひ読んでください。

 家具移動を伴うフロアコーティング

ダイニングテーブル、ソファ、テレビなどかさばる重量のあるものは職人に任せておけばよいと思います。お客様が事前にやっておくと職人が助かるのは、例えば棚の上や中にある移動すると落ちてしまうようなものを移動もしくは、まとめておいていただくことです。

とくに重ねて持ち運ぶことのできない雑貨などや壊れやすいものはお客様自信で予め対処していただくと家具移動がスムーズにいきます。

作業が始まってからだと職人が動きづらくなりますので、やはり事前にやっておくのがベストです。

家具移動がスムーズに滞りなく進むと職人にとってありがたいだけではなく、施工時間の短縮にもなりますし、仕上がりも素晴らしいものになる可能性が高いです。

注記
記事のなかの家具とは住居内の家財道具のことです。例えば、テレビ、ソファ、テーブル、椅子、棚、ベッド、ラグ、冷蔵庫、オーディオセット、CD、本、ゲーム機、雑貨、等々のことです。

 工事方法は

家具移動している部屋

中央のテープで部屋を区切っている

家具移動を伴うということは職人により精度の高い工程管理を求められます。すべての家具がフロアコーティングしない隣室(和室など)に移動できる場合はそうでもありません。ところが、そのようなスペースがない場合は部屋内で移動を繰り返すことになり工程が複雑になります。

一部屋を2つのスペースに区分けして、例えば奥のスペースへ家具移動して手前のスペースを施工する。手前のスペースの施工が終わったら、今度は家具を手前のスペースへ移動して奥のスペースの施工をするということです。

フロアコーティング塗膜の硬化を確認しながら家具移動することになります。季節によっても、あるいは部屋の日当たりによっても硬化速度は違いますので工程管理が重要になるのです。

 費用を抑えるコツ

ベッドのある洋室などはたいていの場合、上述した2つのスペースに区分けする施工方法となります。そのため新築未入居フロアコーティングのように面積が増えることによるお値引きが難しくなります。

むしろ施工期間が延びることにより施工会社のコストが上がってしまう場合があります。フロアコーティングのコストでは人件費が占める割合が多く2日間になれば1日の倍、人件費がかかることになります。コストが上がると当然お見積りに反映されます。

入居中マイホームのフロアコーティングは住居全体の施工だけではなく「1階部分」とか「リビングダイニングと廊下」といったプランも併せてお見積りを取って検討するとよいでしょう。

実際にリビングダイニングや廊下というのは人が集う場所であり動線になる部分ですのでフローリングの消耗も激しい場所です。

 協力することでプラスになること

具体的にお客様が予め移動もしくは、まとめておくとよいものは、壊してしまうリスクのあるもの、重量があってそのままでは移動できないもの、手間を要するもの、保安上触れたくないものです。

例としては以下のものです。

  • 棚等の上や中にある雑貨などの小物を予め移動する
  • 食器棚の中の食器を予め移動する
  • 本棚の中の本を予め移動する
  • おもちゃなど散乱しているようならまとめておく
  • 見られたくないものなどは予め目につかない所へ移動する
  • 貴重品など高価なものを予め移動する

完璧に整理整頓する必要はないのですが、移動しやすいようまとめておくと家具移動に要する時間が短縮できますし、職人は余裕をもって施工することができます。

 補記
概してフロアコーティングの職人はどちらかというと、がさつな人よりきめ細やかな人が多いように思います。基本的には大事な家財を壊すということは、そうはないことです。この記事はあくまでも作業を滞りなく進行させて予定時間とおりに万全の仕上がりをもたらすためということをご留意ください。

 おそうじについて

よくフロアコーティングの際、事前にそうじする必要があるかということを尋ねられます。基本的には必要ありません。床に関してはフロアコーティング塗膜がしっかりと密着するよう入念なクリーニングを行います。それに関してはフロアコーティングの費用に含まれています。

ただし、部屋のいたるところに埃が付着しているとか、ペットの毛が散乱しているというような状況であれば掃除機などを使用してそうじしておくとよいです。

家具移動時にでる埃や毛もフロアコーティング塗膜に混入しないよう職人が清掃しますが、部屋中すべてまでは手が回らないからです。

 まとめ

入居中フロアコーティングでは新築未入居フロアコーティングとは異なり家具移動を伴います。家具移動があるとフロアコーティングの施工は一段と精度の高い工程管理が求められます。

家具移動の際に職人が滞りなく移動できるよう予め移動しておくとよいものは壊してしまうリスクのあるもの、重量があってそのままでは移動できないもの、手間を要するもの、保安上触れたくないものです。

完璧に整理整頓する必要はありませんが、このような協力をすることで家具移動に要する時間短縮につながり職人は余裕をもって施工することができます。

結果として入居中フローリングは予定時間とおりに完了し万全の仕上がりをもたらすことにつながります。

お客様による事前のおそうじについては基本的に必要ありません。ただし、よほど部屋中に埃が多いとか、ペットの毛が散乱しているような状況ではやっておくとよい。

入居中フロアコーティングではお客様と職人のチームワークが成功へ導きます。フロアコーティングは工場で製造した製品を取り付けるような工事ではなく現場で作り上げるものです。ちょっとした配慮が大きなプラスとして働く可能性は高いです。