東京都は東村山市にマンションを購入されたS様よりフロアコーティングのご依頼を受けました。マンションは中古の物件ですがリフォーム工事によりかなりの部分に手を入れてからのご入居となります。

とはいえフローリングに関しては既存のままですから、どれだけきれいな状態を取り戻していけるのか私たちの技量にかかる期待は大です。

フローリングの状態は築年数からすると傷や経年劣化が比較的少なく、コーティングすることでかなり美観の向上が見込めそうです。ただし汚れがやや酷くてこれは丁寧に汚れ落とししなくてはいけません。あとですね、全体的には消耗が少ないものの掃き出し窓の前の部分だけはモロに直射日光による損傷があって、ここだけは色付けのリペアを施すつもりです。

こちらがリビング・ダイニングの一部でかなりの汚れが見てとれます。

汚れたフローリング
ワックス塗膜に汚れが抱き込まれた状態

黒ずんでいるところとそうでないところがあるかと思います。その理由は実は黒いところはワックス塗膜が残存している部分だからです。一般的なワックスは皮脂、油膜、微細なチリやホコリと一体化しやすいのです。この現象を抱き込みといいますが、まさに上写真はそのような状態です。いくぶん明るく見えるところはワックス塗膜が剥がれている部分なのです。

クリーニング後のフローリング
フロアコーティング施工後

こちらはクリーニングを行いコーティングを施工したあとです。汚れはワックス専用の中性剥離剤を用いて洗浄クリーニングを行いました。

窓際の損傷したフローリング部分
掃き出し窓の前です。

かなり汚れが見て取れると思います。また写真ではややわかりずらいのですが一部フローリング表面(化粧板)が剥がれています。今回この部分はペイントを調合し色を付けるリペアを施してからコーティングしています。

掃き出し窓前コーティング後
クリーニング、色付け後にフロアコーティングしました。

フロアコーティングは「フロアプロテクトAP」フロアプロテクトAPという当社人気のコーティング施工を実施しています。2液硬化型水性塗料ですので主剤と本剤を混合すると硬化が促され90分程度で歩行可能な程度まで硬化乾燥します。短時間で硬化するため1日で2層塗布することが可能となります。そのことが工期の短縮につながり費用を抑えることが実現できています。

リビング施工前
施工前のリビングダイニングです。

手前の部分は汚れや傷が少なく光沢感があります。おそらくラグ等の敷物を使って生活されていたのではないでしょうか。奥の方と向かって左側の窓のある方が汚れが重かったです。傷等の損傷もやや目立ちました。

リビングダイニング施工後
緑のマスキングテープがまだついていますがフロアコーティング施工後の写真です。

何とか張り替えたばかりのお洒落な壁紙とマッチするフローリングに蘇らせることができました!