横浜市港北区に一戸建てを3年前に購入されたお客様よりフロアコーティングのご依頼をいただきました。
まだまだ新築ほやほやのキレイなお家ですが、住んでいますのでそれなりに家具や家財はあります。また、ダイニングテーブルの周りには微細ではありますがフローリング傷が何か所かあります。
作業としては家具を移動しながら進めることになります。和室のようにフローリング敷ではない部屋があれば、一切合切の家具をそちらに避難してから作業するほうが効率がよいです。ただし、今回もそうですが最近はほんとうに和室が少なくなりました。ということで、お部屋を2分割して家具を左右のエリアに交互に移動するスウィング方式での施工作業となります。
フロアコーティングの艶、皆さんはどうしてますか?
フロアコーティングは艶ありが多いですが、当社では様々なつや消しタイプコーティングを扱っております。当社ではとくに強いこだわりがなければフロアコーティングの艶はセミグロス(半艶)をおすすめしております。理由は以下のとおりです。
- 擦り傷や摩耗が目立ちにくい
- ダウンライト等による照明の反射があまり気にならない
- 木質の風合いが保たれる
- 自然な光沢感がある
艶がないほうが、フローリングについた傷や摩耗が目立ちにくいです。逆に言うと「艶あり」は照明や日光の具合により実際以上に目立ってしまうことがあります。とくに天井付近から直接床を照らすようなダウンライトの場合は塗膜上についたごく微細なする傷も浮かび上がらせることがあります。
木質の風合いとはプラスティックなどの人工物ではなく、より天然由来の製品に見えるということです。もともと木材ですから艶はないのです、突板タイプやシートタイプフローリングであっても、より天然に近い風合いになります。
フロアコーティングに艶は全く必要ないという方ならマット(艶消し)を推奨しますが、一般的にはテカテカの強い艶はNGでも若干の光沢感は期待されているでしょうから、そういう意味ではセミグロス(半艶)なら適度な光沢感がありますので良いと思います。
上写真は塗料を塗布してまだ固まっていない状態です。「艶あり」フロアコーティングの場合はこのように塗膜に映り込みが生じることがあります。
上写真は当社のフロアプロテクトAP/セミグロス(半艶)が仕上がった状態です。塗布直後の艶っぽい感じが乾燥するにつれ落ち着いてきます。
傷補修のサービス
フローリングの傷補修の数か所行いました。下に傷補修のビフォア/アフターを掲載しますのでご参照ください。
補修はリペアの専門業者と同様、熱を加えて溶かす充填剤を色調合し、傷を埋めてから平滑に均すという方法です。今回は傷は小さくても目立つ場所にありましたので、均したあと筆で木目を書いています。専門業者の場合はこの工程のあとに、艶合わせとして各種スプレーを吹き付けます。これを行わないと見る角度により傷部分が周りとの艶の違いにより浮かび上がってくることがあるのです。ただし、当社の場合はこのあとすぐコーティングしますので、艶合わせの工程は省略します。
今回の記事では、やや半艶推しになっちゃいましたが、もちろんお好みの艶をお選びください。またつや消しタイプコーティングの弱点もなくはありません。詳しくは当社までご相談ください。