本日はあるものを携えて東京都武蔵野市の新築いい戸建て現場へ向かいました。そのあるものとはコレです。「保温・保湿 冷え性対策に最適」という文句で売られていた室内履きですが、フロアコーティング施工における長年の悩みを解決してくれることを期待して購入しました。

塗膜に異物が入らないよう衣類にもケアー

施工の際にとくに気を付けていることの一つは、異物を塗膜に混入させないことです。そのため衣類には常に気を使っています。せっかく事前清掃で汚れやゴミを取り除いても、実際にコーティングするときに自分達の身につけているものから綿繊維などが混入してしまっては残念です。

ですのでセーターなんかは絶対にNGなのです。普段あまり気に留めないことでしょうけど、セーターなどのウール素材はけっこう綿繊維のような微細な糸くずが落ちます。それらがコーティング塗布作業により壁際などに寄せられると目立ってしまします。

靴下問題とは

もっともセーターは別の上着に替えればよいだけです。ただし靴下だけはこれまでずっと完全な解決ができないままだったのです。一番フローリングに近い、とうか接触する衣類なのですが、これなら大丈夫と太鼓判を押せるものはなかったのです。

なかでは軍足とよばれるものや、ポリエスチレルの混合率の高いものがよいのですが、それでも繊維がでるときは出ます。新品ならよいのかと毎度新品に履き替えて作業していたのですが、どうやら新品のほうが出てしまうようです。

試した結果は!?

そこで期待を込めてトライしたのが今回の室内履きですが、効果はバッチリ!

ダイビングのときに着るウェットスーツと同素材ということですが、これ自体からは繊維などは落ちません。しかも作業で幾度もしゃがんだり立ち上がったりをくり返してもスリッパのように脱げません。

この時期は宣伝文句通り保温力があるのも大変助かります。ということで今回から施工の際は必ず使用することにしました。まだもう少し様子を見る必要はありますが、長年の悩みは解決できそうです!

こんな感じでソールは粘着ローラーで定期的に埃とりして使用します。

室内履きクリーニング

施工作業中の職人(長谷川)です。ソールの可愛らしいデザインはまったくいらないのですが…

職人施工中

最後に今回の施工後写真を紹介します。

施工後

コーティングはガラスコーティングのフロアガラスSiです。床コーティングのなかでも最も塗膜硬度が高く、長持ちするものです。使用状況にもよりますが15年前後の耐久性のあるものです。お客様の人生と寄り添うものですからあらゆる面で品質向上に日々努力しております。

塵一つないクリーンルームで塗布する工業製品とは異なり現場施工ですから難しい面もありますが、けっしてあきらめることなくほんのわずかな異物も混入させないよう注意して施工します。