当社の法人顧客である大手リフォーム会社様より川崎市麻生区の中古マンションのフロアコーティングを任されました。物件を購入された新規オーナー様からの依頼となります。

最近ではこのように中古物件を購入され、ある程度のお金をかけてリフォームやコーティングをしてから入居される方が増えてきているように思います。ちなみに東日本不動産流通機構の調べによると(2016年実績)中古マンションの成約率がもっとも高いのは築11年~15年とのことです。

適切に維持管理された物件なら、それほど古い印象もなく、設備などもさほど最新のマンションと遜色ありません。それでいて価格には値ごろ感がありますから成約する可能性が高いのでしょう。

また、分譲会社や施工会社が10年間の瑕疵担保責任を負うなどを定めた「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」の後に建てられた物件となりますので住宅の品質に対する安心感があります。

床材種類により適切に施工する

当社がフロアコーティングの依頼を受けた中古マンションもまさに、そのど真ん中の物件でした。川崎市麻生区の五月台駅から徒歩10分程度の立地にあるその物件は古さを感じない、見本のような管理維持のなされた中古マンションでした。

フローリングは突板のフローリングです。本当の木材を薄くスライスした突板とよばれる木目模様のきれいな板をフローリング表面に採用しています。最近ではシートフローリングといってオレフィンシートに木目模様をプリントした人工素材を採用したものが主流です。それはそれで素敵なのですが、お刺身ではありませんが天然モノはやはり風合いが違います。

施工前
ビフォア(施工前)

傷や汚れも少なく丁寧に住まわれていたような感じでした。いつものように徹底した事前清掃の後、水系ウレタン塗料でフロアコーティングさせていただきました。汚れにはいろんな種類がありますので当社ではさまざまなタイプの洗剤類やブラシ・パッドなどの施工道具を常に作業車に用意しています。

施工後
アフター(施工後)

突板フローリングとシートフローリンを比較すると、概してですが表面はシートフローリングのほうが傷はつきにくいようです。一方、水分には突板フローリングのほうが強いです。ですから事前清掃はシートフロアの場合は水の使用が制限されやや神経質な作業となります。突板の場合はある程度の水分量は許容しますので、あまり神経質にならずガシガシといけちゃいます。

冒頭の写真がフロアコーティング後のものになります。清潔で美しくなることはもちろんのこと、床材が傷ついたり、摩耗したり、汚れが染みついたりすることを抑制します。結果としてフローリングが長持ちしますので中古マンションを購入された方は入居前の施工をおすすめします!