昨日は東京都板橋区は赤塚の新築一戸建てをコーティング施工させていただきました。ご依頼の内容は最近の新築フロアコーティングにおける人気ナンバー1のガラスコーティング、それに加えて水周りコーティングの3点セットです。
住まいのラストコーディネーターとは
さて、タイトルについては説明が必要と思います。これは私が勤めていた会社のキャッチコピーです。この会社はフロアコーティングを初めて住宅業界に持ち込んだ会社でした。いまでは住宅を購入すると当たり前のようにオプションとして勧められますが、当初は直接にユーザーへ販売していたようです。コピーは私が入社する前に勤務されていた社員の方が考えたものと聞いております。
資産価値を守るため最後にやってほしい
住宅購入は誰にとっても人生における一大イベントだと思います。住宅工事には着工から完了まで地盤調査に始まり、基礎工事、上棟、仕上(内装・外構)といった大枠の工程があり、最後に竣工検査、内覧を経てお引渡しとなります。もちろん大枠の工程のなかには水道、電気、型枠、壁、窓サッシ、床、照明、クロス…等々、いくつもの種類の工事があり、その数だけ専門の職人が腕を振るうわけです。
そしてフロアコーティングは業者が関わる最終段階、つまり、お客様が入居する直前に行うものです。大切なマイホームの資産価値を維持するために汚れや傷を防止する効果のあるコーティングを最後の工程に取り入れましょうということです。
アンカー役は責任重大
また、私がコーティング業に参入した当時は新築でもお引渡し物件はまあまあ汚かったです。現在では竣工後、内覧会前、お引渡し前と、3回は清掃業者によるハウスクリーニングが実施されます。当時は恐らく現在のようにはシステマティックに全室を何度もクリーニングすることがなかったように思います。私たちはコーティングの前に事前清掃として必ずクリーニングを行いますので自ずとキレイになるのです。
作業中はフローリングを愛し合っているかのように見つめ続けているのがコーティング職人ですから傷が見つかってしまいます。建築中にうっかり職人さんが落とした工具による凹み傷などです。事前に施工会社のチェックに加え、お客様のチェックが当然あるわけですが、けっこうな割合で見つかります。これも私たちが補修することになります。
現在の状況は
現在でも、お引渡し住戸は汚れや傷がゼロではありません。一見とてもキレイに見えても拭き掃除をすると案外汚れていたりします。フローリングの有機溶剤系のシミ(フローリングを貼るときにはみ出した接着剤が原因)はどこの現場でも程度の差こそあれ普通にあります。なぜ見逃されてきたのかわからないような床の傷は少なくなってきていますが、今でも平均して2つ位はあります。
最後に施工の順番が回ってくるのでラストコーディネーターということもできますが、私たちが現場に入るとキレイになるんです。だから、しんがりをを任される業者として適任なのかもしれません。
今回のコーティング施工では
今回のコーティングに戻りますが、板橋区の新築住宅においてもしっかりと、住まいのラストコーディネーター役を務めさせていただきました。お客様すら気づいていないようなフローリングの有機溶剤系のシミ、キッチンシンクの水垢、小傷が2か所あり、すべて直させていただきました。
取るに足らないような汚れや傷と思われる読者もいるかもしれませんが、有機溶剤系のシミは経年で変色し目立つようになります。水垢も中性洗剤では落ちませんので取り扱いに注意の必要な酸性洗剤を使用しなくてはなりません。傷はクレヨンのような一般ユーザー向けの補修道具がありますが、専門のリぺア剤で補修すると耐久性が違います。せっかくの新築マイホームで気持ちよくお住まいいただくには、大切なことだと信じて奉仕しております。
「住まいのラストコーディネーター」的を得た良いキャッチコピーだと思います!